9月6日(日)、立川ステージガーデンで『PANCRASE 365』が行われました。ミドル級王座戦は王者コシム・サルドロフが林源平をTKO・2R 4分58秒(グラウンドのパンチ)で下し、初防衛。デビューから7戦7勝、そのすべてをフィニッシュで終えたことになります。
挑んだ林は第15代ウェルター級王者で、階級を上げて二階級制覇を狙う一戦でした。
全試合結果
パンクラス公式の試合結果より。
| 試合 | 対戦 | ルール・階級 | 決着 |
|---|---|---|---|
| メイン | コシム・サルドロフ ○ vs ● 林源平 | キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ミドル級 5分5ラウンド | TKO(グラウンドのパンチ)・2R 4分58秒 |
| コーメイン | 猿飛流 ○ vs ● 眞藤源太 | フライ級次期挑戦者決定戦 5分3ラウンド | 判定 |
| 9 | 敢流 ○ vs ● 遠藤来生 | フェザー級 5分3ラウンド | 一本(リアネイキッドチョーク)・2R 1分36秒 |
| 8 | ジョセフ・カマチョ ○ vs ● 増田大河 | フライ級 5分3ラウンド | TKO(グラウンドのパンチ)・1R 1分53秒 |
| 7 | 平田旭 ○ vs ● 村山暁洋 | ウェルター級 5分3ラウンド | TKO(グラウンドのパンチ)・3R 1分44秒 |
| 6 | 千種純平 ○ vs ● 矢澤諒 | バンタム級 5分3ラウンド | 一本(三角絞め)・1R 3分20秒 |
| 5 | 福里凱亜 ○ vs ● 畠山祐輔 | フェザー級 5分3ラウンド | TKO(スタンドの膝蹴り)・2R 0分16秒 |
| 4 | 近藤悠真 ○ vs ● 井川智貴 | バンタム級 5分3ラウンド | 判定 |
| 3 | 木村耀人 ○ vs ● 上野惇平 | バンタム級 5分3ラウンド | TKO(スタンドのパンチ)・1R 4分51秒 |
| 2 | 伊藤一輝 ○ vs ● 石原健流 | バンタム級 5分3ラウンド | 判定 |
| 1 | 獅道 ○ vs ● 稲垣祐司 | フライ級 5分3ラウンド | 一本(アームバー)・1R 1分2秒 |
第4試合までがプレリミナリーファイトで、第5試合からがメインカードです。11試合のうち判定は3試合で、残る8試合がフィニッシュ決着でした。
ライト級で組まれていた葛西和希 vs シャーマン・デブジエフは中止になりました。パンクラス公式は、シャーマン・デブジエフの練習中の負傷による中止と告知しています。
PANCRASE 365と366の参戦10選手による記者会見は8月21日に行われ、パンクラス公式チャンネルがアーカイブを公開しています。
▲ PANCRASE 365/366 参戦10選手記者会見(pancrase_mma・2026年8月21日)
メイン:サルドロフ vs 林源平
サルドロフはタジキスタン出身で、8年間フリースタイルレスリングに取り組んだのち2021年にMMAを始めました。2024年のIMMAFミドル級を制し、2025年7月の中国JCKではスコティシュツイスターで極めるなど、4戦中3試合を1Rで終わらせています。2025年9月にパンクラス初参戦。平田旭を1R TKOに下すと、12月には王座決定戦で佐藤龍汰朗を4R リアネイキッドチョークで極め、ベルトを獲得しました。パンクラス参戦はこの日が3戦目でした(ゴング格闘技)。
林は2026年3月の大会で平田旭を右のストレートで沈め、その場で王者への挑戦を表明しました。この決着はパンクラス公式がベストフィニッシュとして映像を出しています。

▲ PANCRASE 361での林源平の1R KO(PANCRASE公式・2026年3月21日)
8月21日の会見で林は、王座奪取についてこう話しました。
「本当に強いチャンピオンにこうやって挑戦させてもらうことになって、とてもありがたいですね。ただ、PANCRASEのベルトはやっぱり日本人が持ってないとダメだと思うので、しっかりベルトを獲得したいと思います」(ゴング格闘技)
ウェルター級の王者だった林がミドル級で戦える身体を作るのに2年かかったと、本人は説明しています。練習拠点も東京・志村坂上のTEAM THUNDERへ移していました。
試合前は、5ラウンドの長さに慣れているのは6戦の王者より28試合を戦った林のほうだと見ていた。5ラウンドまで持たなかった。決着は2R 4分58秒のTKOで、サルドロフは7試合連続のフィニッシュを続けている。
コーメイン:猿飛流 vs 眞藤源太
勝ったほうが、第11代王者・時田隆成への挑戦権を得る一戦でした。判定で猿飛流が勝ち、挑戦権を手にしています。
猿飛流は第7代王者で、2026年3月の大会では大塚智貴をバックスピンキックからのパウンドでTKOに下しました。眞藤源太は同年6月の大会で谷村泰嘉を、相手の得意技でもあるニンジャチョークで仕留めています。直前の試合をどちらもフィニッシュで終えた者同士の対戦でした。
フェザー級:敢流 vs 遠藤来生、畠山祐輔 vs 福里凱亜
敢流は2026年5月の品川大会でパンチのラッシュによるTKO勝ちを収め、前年7月の木下尚祐戦で喫したキャリア初黒星から立て直しました。対する遠藤来生は2025年6月のRIZIN北海道大会で勝利を挙げている一方、パンクラスでは木下尚祐、オタベク・ラジャボフ、三宅輝砂に3連敗中です。
敢流が2R 1分36秒のリアネイキッドチョークで勝ち、タイトル戦線の上位が見える位置に付けました。遠藤のパンクラスでの連敗は4に伸びています。
同じフェザー級では、パンクラス初参戦だった2026年6月の亀井晨佑戦をパウンドによるTKOで締めた畠山祐輔が、メインカード初登場の福里凱亜と対戦しました。福里の唯一の黒星は、前年のNBT決勝で清水博人に喫したスプリット判定だけ。この日は福里が2R開始16秒、スタンドの膝蹴りでTKO勝ちしています。
フライ級・バンタム級:増田大河 vs ジョセフ・カマチョ、矢澤諒 vs 千種純平
増田大河は2026年5月のNPH大会で小林了平とのベストバウトを制してランキング入りしました。相手のジョセフ・カマチョは、この日コーメインに出た猿飛流からリアネイキッドチョークで一本勝ちした実績を持ちます。5月の立川大会で前王者・濱田巧に敗れており、こちらも再起戦でした。カマチョが1R 1分53秒のTKOで再起を果たしています。
バンタム級では、勝った5試合すべてを1RKOで決めている矢澤諒が、6月大会で鈴木勇太朗をリアネイキッドチョークで下した21歳・千種純平と当たりました。千種が1R 3分20秒の三角絞めで極めています。
ウェルター級:村山暁洋 vs 平田旭
第9代ウェルター級王者の村山暁洋は46歳。2025年9月のスパイク・カーライル戦以来、約1年ぶりのパンクラス参戦でした。平田旭は2025年に岡村寿紀と長岡弘樹をパンチでKOして注目を集めたあと、サルドロフと林に敗れています。この日はミドル級から階級を落として臨み、3R 1分44秒のTKOで連敗を止めました。
開催情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | PANCRASE 365 |
| 開催日 | 2026年9月6日(日) |
| 会場 | 立川ステージガーデン |
| 開場・開始 | 14時30分開場/15時00分開始 |
| 国内配信 | U-NEXT独占 |
配信
日本国内はU-NEXTの独占配信でした。大会単体のPPV課金はなく、月額プランの範囲で配信されました。海外向けのUFC FIGHT PASSとの違いはPANCRASE配信はU-NEXTとUFC FIGHT PASSのどっち?で整理しました。
同じ9月6日には、ニューピアホールでDEEPの昼夜2大会も行われました。
関連記事
出所:パンクラス公式サイト(PANCRASE 365 試合結果)・パンクラス公式サイト(PANCRASE 365)・ゴング格闘技(林源平 会見)


