SARAMIが最後に試合をしたのは2024年9月29日です。それから約2年。9月23日(水・祝)、立川ステージガーデンの『PANCRASE 366』メインで、SARAMIは自分のアトム級ではなく、1階級上のストロー級の王座に挑みます。相手は第6代ストロー級QUEEN OF PANCRASISTの本野美樹。5分5ラウンドです。
勝てば、アトム級のベルトを持ったままストロー級のベルトも手にする二階級同時制覇。パンクラス公式は「2002年の國奥麒樹真以来パンクラス史上2人目」と書いています(パンクラス公式)。
▲ PANCRASE公式(@PANCRASE)による女子ストロー級チャンピオンシップ決定の告知(2026年7月9日)
2年間、試合が決まらなかった
SARAMIの直近の試合は、2024年9月29日のホン・イェリン戦。判定3-0で勝っています。その前の2024年3月31日には、初代アトム級王座決定戦で沙弥子をTKO・1R 0分48秒で下してベルトを獲りました。PANCRASEでは3戦3勝です(パンクラス公式プロフィール)。
王者になってから防衛戦は一度もありません。9月1日の調印式で、SARAMIはその2年近くをこう振り返っています。
「試合がない間も変わらず練習はずっと続けてましたけど、本当、この先試合決まんのかな? と思って結構落ち込んだこともあったんですけど、今回決まって良かったです」(ゴング格闘技)
階級を上げてまで試合をする理由もはっきり話しました。
「もうアトム級だと相手がいないので、ストローでやるしかないと決めて今回の試合も挑みます」(ゴング格闘技)
SARAMIはこれまでもRIZINのスーパーアトム級やONE Warrior Seriesのアトム級で、実質ストロー級にあたる体重で戦ってきたと会見で説明しています。適正体重はアトム級だと会見で話したうえでの階級変更です(同)。
パンクラスと修斗、2団体でベルトを獲ってきた
SARAMIは富山県出身の36歳。所属は整体北西です。パンクラスの初代アトム級女王であると同時に、第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者でもあります(パンクラス公式プロフィール)。
ゴング格闘技によると、DEEPで2018年3月に黒部三奈のアトム級王座に挑んで判定で敗れ、ONE Warrior Seriesを経て2020年から修斗に参戦。2021年11月に黒部に判定勝ちして王座を獲り、2023年5月に渡辺彩華の左ハイキックで王座を失っています。同年12月にPANCRASEへ初参戦し、ジェニー・ファンに判定勝ち。そこから沙弥子、ホン・イェリンと3連勝しています(ゴング格闘技)。
PANCRASEでの3戦の結果は次のとおりです。
| 日付 | 相手 | 結果 | 決着 |
|---|---|---|---|
| 2024-09-29 | ホン・イェリン | ○ | 判定3-0 |
| 2024-03-31 | 沙弥子 | ○ | TKO・1R 0分48秒(グラウンドのパンチ) |
| 2023-12-24 | ジェニー・ファン | ○ | 判定3-0 |
本野美樹は「力の差で差を見せて勝ちたい」
本野美樹は石川県出身の32歳。リバーサルジム横浜グランドスラム所属で、2025年3月にPANCRASEへ初参戦して藤野恵実に判定3-0で勝ち、12月21日のPANCRASE 360でKARENとの王座決定戦を5ラウンド判定3-0で制して第6代ストロー級女王になりました。今回が初防衛戦です(パンクラス公式プロフィール)。
ゴング格闘技によると、本野はDEEP JEWELSのストロー級王者を経て、2023年10月に中国でフォン・シャオツァンに一本負け。2024年の『ROAD TO UFC』での再戦でも判定で敗れて2連敗したあと、PANCRASEに来ています(ゴング格闘技)。
調印式では、今回の『ROAD TO UFC』にバックアップファイターとして現地入りしたものの試合がなかったと明かし、こう続けました。
「ここでしっかりとSARAMI選手を倒して、ただ勝つだけだと印象に残らないので、しっかりフィニッシュして倒して“世界に強い選手がいる”っていうのを証明したいと思います」(ゴング格闘技)
SARAMIについては、階級が軽いぶんスピードが速い印象だと話したうえで、こう続けました。
「フィジカル面とか、ストローで私も世界の選手とかとやってきたので、力の差で差を見せて勝ちたいと思います」(ゴング格闘技)
SARAMIから見た本野は「組みに絶対自信がある選手」
SARAMIは本野の柔道の経歴を昔から知っていました。2人は富山と石川、隣の県の出身です。
「本野選手が柔道が強かったことはずっと知っていて、実は(SARAMIがいた)富山県の隣の石川県でずっと柔道をやっていて、ずっと強いのは見てました。MMAを始めてやっぱり柔道が強いので、組みに絶対自信がある選手だなと思って見てました」(ゴング格闘技)
本野は格闘技を始めたてのころにSARAMIとスパーリングをしたことがあると話しましたが、SARAMIのほうはそのことを覚えていないと答えています(同)。
SARAMIの5ラウンド契約は2024年3月の王座決定戦以来だが、その試合は48秒で終わっていて、5ラウンドを戦い切った経験はない。本野は12月に5ラウンドを戦い切って王座を獲った。組みの強い本野を相手に、約2年空けたSARAMIが後半までスピードを保てるかどうかで決まると見ている。
「自分の今までの積み上げをちゃんと肯定できるように」
SARAMIは会見の最後で、この試合の意味をこう話しました。
「もし二階級王者になったら、本当歴史に名前が残ることになるんで、これは私だからこんなラッキーがあったんだなと思ってて、自分の今までの積み上げをちゃんと肯定できるように、試合の日を迎えたいです」(ゴング格闘技)
本野は「今回、初の防衛戦なので、より一層を気合入れてフィニッシュして勝ちます。応援よろしくお願いします」と締めています(同)。
試合を見る
PANCRASE 366の国内配信はU-NEXTの独占配信で、大会単体のPPV課金はなく月額プランの範囲で見られます。開場は14時30分、開始は15時(いずれも予定)です。海外向けのUFC FIGHT PASSとの違いはPANCRASE配信はU-NEXTとUFC FIGHT PASSのどっち?で整理しています。
全10試合はPANCRASE 366の対戦カードにまとめています。杉山しずかの引退試合も同じ大会です。
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出所:パンクラス公式サイト(PANCRASE 366)・パンクラス公式 SARAMIプロフィール・パンクラス公式 本野美樹プロフィール・ゴング格闘技(本野美樹×SARAMI 調印式会見)・ゴング格闘技(2大会でタイトルマッチ発表)・PANCRASE公式X(カード決定告知)


