4月19日、ニューピアホールのケージで右手を挙げられたのは森俊樹でした。その勝ちは、試合後に失格へ変わります。同じ会場で9月6日(日)に開かれる『SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 4th ROUND』のセミファイナルで、森は19歳の杉野亜蓮とDEEPフェザー級5分3Rを戦います。
当初のカードではありません。木下カラテの欠場を受けた代役としての出場です。
KO勝ちのコールが、失格に変わった
4月19日のDEEPメインイベント。相手の安井飛馬は左目が開かず、レフェリーがドクターチェックを経て試合を止め、森の勝ちがコールされました。
その裁定は試合後に覆ります。DEEP公式の試合結果には、こう書かれています。
「試合は森俊樹がKO勝ちの裁定となりましたが試合後にレフェリー陣営と映像を確認し協議した結果、森選手の反則による失格となりました。」(DEEP公式)
安井の左目の負傷が、グラウンド状態での顔面へのヒザによるものと判断されたためです。DEEPルールではサッカーキックも踏みつけも認められていますが、グラウンド状態の頭部へのヒザは反則にあたります。森には1R終了時点で減点1のイエローカードが出ており、そのうえでの裁定変更でした(ゴング格闘技)。
森が最後に勝ったのは2024年3月24日です。あの日の勝ちが残っていれば、2年1か月ぶりの白星になっていました。
レスリングで日本一になってから、遅れてプロへ
森は高校でレスリングを始め、全日本選手権3位、社会人では日本一になっています。オリンピックを目指して上京し、引退後は大学のコーチを経てプロ格闘家の道に入りました(ゴング格闘技)。MMAのデビューは2022年5月、DEEPの東京大会です。
デビュー戦こそ2R 腕ひしぎ十字固めで敗れましたが、2戦目の2022年12月に倉本大悟を31秒でKO。倉本が日本人選手に喫した黒星は、いまのところこの1つだけです。
そこから相本宗輝に敗れ、拓MAXとケンヤスキーに連勝し、古根川充戦で再び黒星。FIGHTER’S FLOWへ移籍したあとも狩野優、鈴木琢仁に敗れています。通算成績は3勝7敗で、白星はTKO1つと判定2つです(DATA MMA)。
負けている相手はいずれもDEEPで上位に絡む選手で、勝てない相手を選び続けているわけではない。組みで上を取る形は毎試合作れている。足りていないのは、そこから終わらせる手だと見ている。
相手は19歳の3戦目
発表時のセミは木下カラテvs杉野亜蓮でした。木下が練習中の怪我で欠場し、杉野の相手として森が入っています(DEEP公式)。
杉野亜蓮はパラエストラ八王子の所属で、プロ2勝1敗からの3戦目。19歳です。
準備期間の短さは代役の宿命だが、相手はまだ組み立ての固まっていない3戦目で、森が得意とする組みの展開には持ち込みやすい。4月と違うのは、今回は上を取ったあとの詰め方でルールの線を越えられないことだと見ている。
同じ大会のメインは窪田泰斗vs飴山聖也で、こちらも2人ともが直近の試合を落としています。全カードはDEEP TOKYO IMPACT 4thの全12試合にまとめました。
試合を見る
DEEP TOKYO IMPACT 2026 4th ROUNDは、U-NEXTとDEEP公式のYouTubeメンバーシップ(月額1,790円)で配信されます。生配信は11時40分から、本戦は12時00分開始です。セミファイナルは第10試合なので、終盤にあたります。
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出所:DEEP公式(DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND 試合結果)・ゴング格闘技(2026年4月19日レポート)・DATA MMA(森 俊樹)


