9月12日(土)、神奈川・横浜BUNTAIで『ONE SAMURAI 3』が開かれます。全10試合。メインはONEムエタイ・アトム級王者の吉成名高が、ムエタイではなくキックボクシングルールでミャンマーのハーリンオムと戦う一戦です。
10試合の内訳はMMA 3、ムエタイ 3、キックボクシング 4です。
全10試合
発表されているカードは次のとおりです(試合順)。ゴング格闘技の大会ページとBOUTREVIEWで試合順が一致していることを確認しています(ゴング格闘技・BOUTREVIEW)。
| 試合順 | 競技 | 階級・ルール | 対戦 |
|---|---|---|---|
| メイン | キックボクシング | ONEアトム級(52.2kg)3分3R | 吉成名高 vs ハーリンオム |
| 第9 | MMA | ONEフライ級(61.2kg)5分3R | 若松佑弥 vs ウィリー・ファン・ローエン |
| 第8 | ムエタイ | ONEフライ級(61.2kg)3分3R | 士門 vs スーブラック・トー・プラン49 |
| 第7 | キックボクシング | ONEフライ級(61.2kg)3分3R | 陽勇 vs 常陸飛雄馬 |
| 第6 | MMA | ONEストロー級(56.7kg)5分3R | 箕輪ひろば vs 宮澤雄大 |
| 第5 | ムエタイ | ONEアトム級(52.2kg)3分3R | 奥脇竜哉 vs チョーディー・マクジャンディー |
| 第4 | キックボクシング | ONEフライ級(61.2kg)3分3R | 吉田晄成 vs ジャオ・ジェンドン |
| 第3 | MMA | ONEストロー級(56.7kg)5分3R | 伊藤盛一郎 vs 黒部和沙 |
| 第2 | ムエタイ | ONEストロー級(56.7kg)3分3R | 品川朝陽 vs トゥアキアオ・ウォーワンチャイ |
| 第1 | キックボクシング | ONEフェザー級(70.3kg)3分3R | 亜維二 vs 田中佑樹 |
エイワスポーツジムから4人(吉成名高・士門・奥脇竜哉・品川朝陽)が出場します。
メイン:吉成名高がキックボクシングルールで戦う
吉成名高は初代ONEムエタイ・アトム級世界王者です。2025年11月16日の『ONE 173』でヌンスリン・チョー・ケットウィナーに3-0の判定勝ちして王座を獲り、2026年4月29日の『ONE SAMURAI 1』でソンチャイノーイ・ゲッソンリットに3-0の判定勝ちで1度目の防衛に成功しています(Wikipedia)。
ラジャダムナン・スタジアムではミニフライ級・フライ級・スーパーフライ級の3階級を制しています。
今回はその王座を懸けない試合で、しかもキックボクシングルールです。ムエタイと違い、キャッチもクリンチも使えません。
▲ ONE SAMURAI 3 & ONE SAMURAI 4 合同記者会見(ONE Championship)
本人は8月31日の会見でこう話しています。
「キャッチもクリンチもできないルールで、自分がどれだけ戦えるのか。自分の中でもすごく興味深いことだったので今回試合をさせてもらいます」(U-NEXT公式)
「キックボクシングだからこそできる動きもあると思っています。(中略)これまでムエタイで培ってきた技術を生かした方が絶対に強いと思うので、キックボクシングに合わせすぎるというより、自分のムエタイをキックでも貫くような試合をしたいと思っています。」(ONE公式)
相手のハーリンオムは、素手で戦うラウェイをベースにするミャンマーの選手です。ONEではムエタイルールでのみ戦っており、ONE Friday Fightsで5戦2勝3敗。石井寿来に3R KO負け、谷津晴之に判定勝ちしています(BOUTREVIEW)。吉成にとってはキックボクシングのデビュー戦、ハーリンオムにとってもONEでは初のキックボクシングルールです。
吉成にはこの試合の5週間後、10月17日の『ONE SAMURAI 4』でリファデイン・マスドールとのムエタイ王座2度目の防衛戦が控えています。会見ではそちらにも触れました。
「9月の試合を終えた後、10月の防衛戦には完璧な状態で挑みたいと思っています。」(ONE公式)
王座戦を5週間後に控えた選手が、慣れないルールの試合を先に受けている。試合数を増やして仕上げるという判断だと見ている。見るべきは、クリンチが使えない状況で名高がどう間合いを作るかだと思う。
第9試合:若松佑弥の再起戦
若松佑弥は前ONEフライ級王者で31歳。2025年3月にアドリアーノ・モラエスを1R TKOで下して王座を獲り、11月にジョシュア・パシオを2R TKOで破って初防衛に成功しました。しかし2026年4月29日、アバズベク・ホルミルザエフの右バックエルボーを受けて2ラウンド4分53秒で敗れ、王座から陥落しています(ゴング格闘技)。決着はONE公式の戦績ではKOです(ONE公式)。9月12日はその136日後、約4か月半ぶりの試合になります。
「前回の試合からの再起戦になりますが、僕にしかできない戦いを見せて、一番会場を盛り上げたいと思いますので、皆さん応援をよろしくお願いいたします!」(ゴング格闘技)
8月31日の会見では、より踏み込んだ言い方をしています。
「戦略や勝ちパターンはいろいろありますが、それにとらわれない戦い方をしたいです。MMAの世界最高峰として、本当に生きるか死ぬかというような戦いを見せたい。試合の日はすべてを出して、1ラウンド、1分1秒でも早く倒しにいきます。」(ONE公式)
相手のウィリー・ファン・ローエンは南アフリカの23歳で、EFC元フライ級王者。ゴング格闘技は「White Lion」の異名を紹介しています。EFCでは6戦無敗で王座に就き、7戦目も一本勝ちして4連続フィニッシュでの初防衛。ONEでは2025年11月にホルミルザエフの腕十字で1R一本負けを喫し、2026年3月にジェレミー・ミアドを3R TKOで下しました。戦績は8勝1敗です(ゴング格闘技)。
若松とローエンは、いずれもアバズベク・ホルミルザエフに敗れています。若松は2026年4月に2R TKO、ローエンは2025年11月に1R一本負けでした(ゴング格闘技)。
同じ相手に、片方は打撃で、片方は組みで倒されている。若松が4か月半かけて何を直したかが出る試合だと見ている。
第7試合:陽勇 vs 常陸飛雄馬
ONEのキックボクシング、フライ級(61.2kg)3分3ラウンド。相手の常陸飛雄馬はRISEスーパーフェザー級王者です(ゴング格闘技・BOUTREVIEW)。
陽勇の前戦は2026年4月29日の『ONE SAMURAI 1』で、内藤大樹に3-0の判定で敗れています。それまで13戦無敗でした(ゴング格闘技)。
陽勇は8月31日の会見で、その試合への悔いを口にしています。
「前回はKOを狙いすぎて、自分らしくない試合をしてしまったという悔しさがあります。今回は、その悔しさを全部ぶつけたいという思いが強いです。その相手がRISE王者の常陸選手ということで、本当にうれしかったです。常陸選手は打ち合ってくれる選手なので、お互いの力を出して、かわすか、倒されるかというような試合になると思います。全力で打ち合いたいです。」(ONE公式)
第6試合:箕輪ひろばの6年8か月ぶりの日本人対決
第6試合は箕輪ひろば(STF・15勝6敗)と宮澤雄大(RESURGO MMA・17勝6敗)のストロー級MMAです。箕輪は元修斗世界ストロー級王者の27歳、宮澤は現PANCRASEストロー級王者で元Fighting NEXUS同級王者の32歳。宮澤は今回がONE初参戦です(ゴング格闘技)。
箕輪にとっては6年8か月ぶりの日本人対決になります。前に日本人と戦ったのは2020年1月の修斗、小巻洋平戦でした。ONE参戦後はジャレッド・ブルックス、ボカン・マスンヤネ、グスタボ・バラートに判定で敗れて3連敗。2024年7月のジェレミー・ミアド戦にスプリット判定で勝って再起し、2025年7月にイ・スンチョルへ判定負け、2026年4月の前戦でカレン・ガザリアンを1Rのリアネイキドチョークで下しています(同)。
「対戦相手(宮澤雄大)の印象はアグレッシブで、打撃もグラウンドもどちらも出来るようなタイプの選手だと思っていて、僕と近しいものがあるのではないかと思っています。前回の試合(ガザリアン戦)と同様に、僕が1Rで仕留める形にはなると思いますが、グラウンドもきっちりできる選手なので、もう少し攻防が繰り広げられるのではないかと思っています。」(箕輪ひろば・ゴング格闘技)
宮澤は2017年にZSTでプロデビューし、2018年からPANCRASEへ。2021年12月のタイトルマッチで北方大地に3R TKO負けで戴冠を逃し、2023年8月にFighting NEXUSで王座を獲得。約3年ぶりのPANCRASE参戦となった2025年11月に飯野タテオへ判定勝ちし、2026年3月に船田電池をスプリット判定で下してPANCRASEストロー級王座に就きました(同)。
「箕輪選手は勢いがあって、気持ちの強い、とても素晴らしい選手。だからこそ自分の実力を示すためには最高の相手です。」(宮澤雄大・同)
「自分がここまで積み重ねてきたものを全部ぶつけます。PANCRASE王者として、必ず勝ちます。」(宮澤雄大のXへの投稿・同)
箕輪はONEで3連敗したあと、2勝1敗で戻してきている。ここで国内の現役王者に勝てば、日本のストロー級で誰が一番強いのかという話に直接答えが出る試合になる。
第3試合ほか
同じストロー級MMAの第3試合では、伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム・18勝5敗2分)と、修斗世界ストロー級4位の黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA・7勝2敗1分)が対戦します(ゴング格闘技)。
ムエタイは3試合あります。第8試合は士門(=吉成士門)が、タイのスーブラック・トー・プラン49とONE本戦デビュー戦を戦います(ONE公式)。第5試合は奥脇竜哉がチョーディー・マクジャンディーと、第2試合は品川朝陽がトゥアキアオ・ウォーワンチャイと戦います。3人ともエイワスポーツジムの所属です。
第4試合は吉田晄成(TEAM TEPPEN)と中国のジャオ・ジェンドン、第1試合は亜維二(新興ムエタイジム)と田中佑樹(TARGET SHIBUYA)のキックボクシングです。
開催情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | ONE SAMURAI 3 |
| 開催日 | 2026年9月12日(土) |
| 会場 | 横浜BUNTAI(神奈川県横浜市) |
| 試合数 | 全10試合(MMA 3・ムエタイ 3・キックボクシング 4) |
| 配信 | U-NEXT(独占ライブ配信) |
開始時刻は発表元で表記が違います。 会場側の案内は16時00分開場・17時30分開始(BOUTREVIEW)、U-NEXTの配信案内は16時15分配信開始・16時30分開演予定(U-NEXT公式)。配信で見るなら16時15分から、会場へ行くなら16時00分の開場に合わせてください。
配信
国内の配信はU-NEXTの独占ライブ配信です(U-NEXT公式)。料金と手順は下のガイドにまとめています。
2026年のONE日本大会の日程はONE日本大会2026の日程にまとめています。
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