2026年7月25日、アブダビのEtihad Arenaで行われたUFCアブダビのメインで、マゴメド・アンカラエフがボグダン・グスコフを5R 2分41秒TKOで下しました。昨年10月にアレックス・ペレイラへ王座を明け渡してから、初めての試合でした。
ラウントリー欠場でグスコフが代役
このメインイベントは、当初カリル・ラウントリーJr.が対戦相手として組まれていました。ラウントリーが負傷で欠場したため、UFCは2026年7月13日、当時ライトヘビー級ランキング10位だったボグダン・グスコフを代役として発表しました。発表から大会当日までは約12日間。
グスコフはもともと、ヤン・ブワホビッチとのベオグラードでの再戦(2025年12月のUFC 323で判定ドローに終わった相手との再戦)を準メインイベントとして準備している最中でした。
グスコフはウズベキスタン出身。19歳でモスクワへ移り、ナイトクラブの用心棒として働きながら22歳でプロデビューした経歴を持っています。
グスコフは2週間を切る準備期間で受諾
急なオファーについて、グスコフはUFC公式の取材に「これは大変なことで、心境をどう言葉にすればいいか分からない」という趣旨のコメントを残しています。そのうえで「場所と名前さえ送ってもらえれば、それでいい。行かない理由がない」とも語り、迷わず引き受けたことを明かしました。
この起用で、グスコフはウズベキスタン出身選手として初めてUFC大会のメインを務める選手になったとUFC公式は伝えています。通算18勝がすべてフィニッシュ(KO/TKO・一本)という選手で、準備期間が短くても一発は持っている相手でした。
アンカラエフは王座陥落後初戦
アンカラエフは2025年3月8日のUFC 313でアレックス・ペレイラに判定勝ちし、第20代UFC世界ライトヘビー級王者になりました。しかし同年10月4日のUFC 320の直接再戦で、1ラウンドにTKO負けを喫し、王座からわずか半年余りで陥落していました。
この敗北は2018年のUFCデビュー戦(ポール・クレイグに三角絞めで敗れた一戦)以来のキャリア黒星で、14戦無敗を止めるものでした。UFCアブダビは、その黒星のあと迎えた最初の試合です。
▲ 2026年7月27日公開(UFC公式チャンネル)。試合後のオクタゴンインタビュー。
14戦無敗を止められた後の再起
試合は5R 2分41秒、グラウンドでのパウンドによるTKOでアンカラエフの勝利。最終ラウンドの終盤まで及んだ末に、判定へ持ち込ませずフィニッシュで再起戦を締めました。
短期オファーのグスコフを5ラウンドかけて仕留めた内容は、王座陥落から間を置かずに立て直せるかという意味で悪くない結果だと見ています。ただし相手は代役参戦で、この1勝だけで王座戦線への復帰を断定できる材料ではありません。
次の王座戦はまだ発表されていない
UFC公式ランキング(2026年7月28日更新時点)で、アンカラエフはライトヘビー級1位、グスコフは10位。現在のUFCライトヘビー級王者はカーロス・アルバーグで、アレックス・ペレイラは王座を保持していません。
アンカラエフの勝利後、次のタイトル挑戦について、現時点でUFCから公式発表は出ていません。
よくある質問
Q. アンカラエフ対グスコフの結果は?
A. 2026年7月25日UFCアブダビで、マゴメド・アンカラエフがボグダン・グスコフに5ラウンド2分41秒TKO勝ち。
Q. グスコフはなぜアンカラエフと対戦することになったの?
A. 当初の対戦相手カリル・ラウントリーJr.が負傷欠場し、UFCが2026年7月13日、ランキング10位だったグスコフを代役として発表したため。
Q. アンカラエフは現在の王者?
A. 王者ではありません。2025年10月4日のUFC 320でアレックス・ペレイラにTKO負けし王座から陥落しています。現王者はカーロス・アルバーグ。
Q. アンカラエフの次の試合は?
A. 現時点で次のタイトル挑戦を含め公式発表はありません。
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出所:UFC公式(アブダビ大会結果)、UFC公式(メインイベント変更発表)、UFC公式(グスコフの起用背景)、UFC公式ランキング


