8月9日、都内で『RIZIN.54』(8月11日・TOYOTA ARENA TOKYO)の前々日インタビューが行われ、120.0kg契約でぶつかるスダリオ剛と酒井リョウがそれぞれ取材に応じました。スダリオはブラジルで過ごした2カ月を「動物として強くなる」と表現し、酒井は7月24日の参戦決定時に「万が一判定勝ちをしたら決勝戦は辞退させていただきます」と宣言しています。
※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます
RIZINヘビー級JAPANグランプリの出場者は4人だけです。8月11日に勝った2人が、そのまま11月8日の決勝へ進みます。
ブラジルで過ごした2カ月、「動物として強くなる」
スダリオにとっては、2025年5月のRIZIN男祭りでジョゼ・アウグストに判定負けして以来、約1年3カ月ぶりの試合です。その間の練習環境を、本人はこう説明しました。
「正直、海外に行くまでの期間は、あまり日本に練習相手がいなく、コーチというコーチもいない状況。お世話になっているキックの先生に見てもらいつつ、主にウェイトとかを中心にやっていた。ブラジルに行ってからは、自分の苦手な展開とかシチュエーションを徹底的に教えてもらって、苦手な部分を克服してきたという感じ」
ブラジル行きは今回が初めてではありません。本人によれば昨年も2回渡っており、最初が約2カ月、11月ごろにもう1カ月。今回も約2カ月を現地で過ごしています。この日は、技術以外の話が長く続きました。
「初めて行った時に特に思ったのが、ブラジルに行ったことによって選手以前に人間というか、動物として強くなるなということ。例えば銃社会じゃないですか。あそこは携帯一つで人を撃ってくる国でもあるので、警戒するポイントとかを現地の人に教えてもらったりした」
夜に一人で出歩かないよう現地で止められた場所を、あえて歩いたとも語っています。「“絶対ダメだよ”って言われるんですけど、そういうのも自分でトライしたりした。バカって言われるかもしれないですけど、昼間だろうが夜だろうが関係なく危ないところは危ないので。そういうのは選手以前に人としてというか動物として強くなるんだなと思わされました」。
スダリオは4月のトーナメント発表会見で、優勝に必要なものとして「殺意」を挙げていました。その理由を問われると「やっぱり何度か危険な目に遭うと、いろいろと考え方が変わりますよね」と答えています。
▲ 試合前インタビューRIZIN.54 / まとめPart1(RIZIN FIGHTING FEDERATION・2026年8月9日公開・1時間4分7秒)。概要欄のチャプターによると、スダリオ剛は32分22秒から
「誰が来ても良かった」——4人しかいない枠の中で
トーナメントは4月23日の会見で、上田幹雄・スダリオ・エドポロキングの3人の出場が先に決まっていました。残る1枠は、5月と6月に組まれた試合の出場者から選ぶことになっており、6月6日のRIZIN LANDMARK 14では酒井が貴賢神にTKOで敗れています。その貴賢神は、スダリオの双子の弟にあたります。
7月24日に4人目が酒井と決まったことについて、スダリオは「ああ、そっちが来たんだという感じ」と反応しました。そのうえで、こう続けています。
「4人しかいないので全員とやりたかったから。もちろん上田とやったらリベンジ戦。エドポロキングとやったら幻想を潰したいし、弟だったら史上初の双子対決というのもあっただろうし、赤沢は嫌いだからぶちのめしたかったし。いろいろな選手とやる意味があったので、誰が来ても良かった。(決勝も)僕としてはどっちが上がってきても楽しみです」
酒井については「当て勘があって一発があるイメージ」と評し、試合展開を「結構いい試合、面白い展開になると思う」と見ています。
酒井リョウ「万が一判定勝ちをしたら決勝戦は辞退させていただきます」
酒井は、選考対象だった6月6日の試合に負けたうえで選ばれました。トーナメントのプロデューサーを務める柏木信吾氏は選出の理由を「酒井選手の普段の発言、立ち居振る舞い、そして何よりも格闘技に対する情熱が、私の見ているヘビー級のビジョンに一致しているからであります」と説明しています。
参戦が決まった酒井が、そのとき出した意気込みが冒頭の宣言です。「自分はRIZINが何を求めているか常に考えて戦って来ました。今回もやるか、やられるかの試合をお見せします。万が一判定勝ちをしたら決勝戦は辞退させていただきます」。
決定から本番まで、準備期間は2週間ほどしかありません。「一応準備はしてたんですけど。2週間くらいでできるだけ完璧に近い状態に整えてこれたと思う。もうずっとスダリオ選手とやりたいと思っていて、それが叶ってやっとできるかなって感じ」と、8月9日の取材で仕上がりを口にしました。
スダリオへの評価は、過去に一度だけ交えたスパーリングが基準になっています。「1回だけスパーリングをしたことがあって。その時からポテンシャルはすごくて。恵まれた身長、体重、運動神経、あとは気持ちですね。自分にやられて“何クソ”って感じていた部分はでかいです。正直3年間くらいだったら自分のほうが強いかなと思ったんですけど、それから6年経ってるんでどうなるかなっていう形ですかね」
トーナメントを制するうえで精神面の次に必要なものを問われると、エドポロキングは「パワー」、スダリオは「殺意」、上田は「組み立て」を挙げていました。酒井の答えは違いました。
「誰かのために頑張れることじゃないですかね。精神面の次は。精神面になっちゃうんですけど。自分のためだと結構心が折れちゃったりするんで。自分のためだと“ああ、いいや。負けちゃうな”とかなるんですけど、誰かのためだと負けられないっていうか」
決勝で誰と当たりたいかも明言しています。「全員とほとんど戦っているので、最後は上田選手とやれれば悔いなく格闘技人生が終われるのかなと思います」。
7月30日の合同公開練習、スダリオは「試合で見せていけたら」
大会12日前の7月30日、都内で合同公開練習が行われました。上田が1分半の打撃マススパー、スダリオと酒井はミット打ちを公開しています。
この日の酒井は、スダリオをこう呼びました。「昔、1回だけ練習したことがあった。戦いたいなとは思っていて、本当はもうちょっと早く戦いたかったんですけど。今回こういう機会を頂いたということで。過去一強い選手だと思うので、自分が挑戦するつもりで挑みたいと思います」。
一方のスダリオは、この場では言葉を絞りました。「ここで何を言っても。正直、口だけだったらなんとでも言えると思うので、試合で見せていけたらいいと思っています」。
3人のコメントを聞いた柏木氏は「もう感無量ですね。本当に今の皆様の答えを聞いて、このトーナメントはもうすでに成功したなというふうに確信しています」と述べ、こう付け加えました。「酒井選手以外は1年以上、RIZINで試合をしていない。本当に彼らはみんな1年以上、本当に死ぬ思いで練習してきたと思いますので、全く違う選手たちに期待していただきたい」。
勝者が向かうのは11月8日の決勝
8月11日の1回戦を勝ち抜いた2人は、11月8日に千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催される『RIZIN LANDMARK 17 in CHIBA』の決勝で当たります。優勝賞金は500万円が予定されています。もう1つの1回戦は上田幹雄vsエドポロキングです。
スダリオは9勝のうち8つがKO/TKOで、判定勝ちは1つだけ。酒井も15勝のうち10がKO/TKOです。そこへ「殺意」と「判定勝ちなら決勝辞退」が重なるので、序盤から手数を惜しまない試合になると見ています。判定までもつれて酒井が勝った場合には、11月の決勝に誰が出るのかという問題が残ります。
この試合の位置づけと両者の戦績はスダリオ剛vs酒井リョウ、ヘビー級トーナメント1回戦で30戦の男と当たるにまとめています。全カードはRIZIN.54の全対戦カードと注目の3試合で確認できます。
RIZIN.54を視聴するには
U-NEXTでRIZIN.54を見るメリット
- U-NEXTは映画・ドラマ・アニメから電子書籍まで楽しめる動画配信サービスです
- 格闘技はUFCやONEなど、見放題対象の大会なら月額プラン(2,189円・税込)で追加のチケットなしに視聴できます。初回31日間の無料トライアル中も、見放題対象の大会・作品は視聴できます
- RIZIN.54はPPVのため、月額料金とは別にPPVチケット(6,000円)が必要です
- 月額プランの有料会員には毎月1,200円分のポイントが付与され、PPVチケットの支払いにも充当できます
- 見逃し配信は大会終了後5日間・8月16日23時59分まで視聴できます
PPVと見放題の見分け方はU-NEXTのPPVと見放題はどう見分ける?買う前に確認する3か所で確認できます
U-NEXTではRIZIN.54のPPVを購入できます。料金と購入手順は購入画面で確認してください。
よくある質問
Q. スダリオ剛vs酒井リョウはいつ、どんなルール?
A. 2026年8月11日(火・祝)の『RIZIN.54』(TOYOTA ARENA TOKYO)で、RIZIN MMAルール5分3R・120.0kg契約。RIZINヘビー級JAPANグランプリの1回戦です。
Q. ヘビー級トーナメントの決勝はいつ、どこで行われる?
A. 2026年11月8日(日)、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYの『RIZIN LANDMARK 17 in CHIBA』です。優勝賞金は500万円が予定されています。
関連記事
本ページの情報は2026年8月10日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
試合開始時間、対戦カードが変更になる可能性があります。出場選手はいずれも出場予定です。
出所:TOKYO HEADLINE「ヘビー級トーナメント準決勝で酒井リョウと対戦のスダリオ剛『ブラジルに行って動物として強くなった』」(2026-08-09)、TOKYO HEADLINE「ヘビー級トーナメント4人目の男・酒井リョウが『誰かのために戦う心』でスダリオ剛撃破へ」(2026-08-09)、TOKYO HEADLINE「上田幹雄、スダリオ剛、酒井リョウの力強い言葉にヘビー級責任者の柏木氏が『感無量』」(2026-07-30)、eFight「ヘビー級T最後の一枠は酒井リョウ、スダリオ剛と激突!『判定勝ちなら決勝辞退』」(2026-07-24)、RIZIN FIGHTING FEDERATION公式YouTube「試合前インタビューRIZIN.54 / まとめPart1」(2026-08-09)


